給料が安くなる可能性がある
自動車部品の製造メーカーなどで多く採用している期間工を業務内容で決める人もいます。期間に制限が設けられているとはいえ、業務内容は仕事に取り組むモチベーションに繋がる大事なポイントの一つです。そのため、業務内容を基準に仕事を決めることは決して間違いではありませんが、これによって起こる問題の一つに賃金への影響があります。一口に期間工と言っても会社によって給料の額は様々です。自分がやりたい仕事に就いて高収入を得るのは理想的な働き方ですが、現実はそう簡単にはいきません。業務内容を基準に選んだことで満足の行く収入が得られなかったというケースも多いのが実情です。賃金について確認しておくことも大事なポイントになります。
選択肢の幅を狭めることになる
期間工の求人は時期によって募集件数にバラつきがあります。特に忙しいと言われるのが1月から2月、7月から8月の4ヶ月間です。これは自動車ディーラーが3月と9月の決算を前に積極的な販促を行って販売台数が増やすことが理由と言われています。繁忙期に当たる4ヶ月間は各自動車メーカーが大量募集を行うので、幅広い選択肢から自分の希望する条件に合う所を選ぶことも可能です。一方で繁忙期を過ぎると求人募集の件数は極端に少なくなるので業務内容を基準に勤務地を選んでいるといつまで経っても決まらなくなります。業務内容のこだわりを捨てられないという人は選択肢が豊富に用意されている繁忙期に絞って求職活動をしなくてはいけません。
期間従業員は企業が期間を限定して直接雇用する従業員のことです。派遣社員との違いは就労先企業と雇用関係があることですが、どちらも企業にとって生産の調整弁としての意味合いがあります。